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「伝統の味」の変革/ガイアの夜明け―2016.1.5感想

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ガイアの夜明け2016年1月5日放送「伝統の味を打ち破れ」の感想を書きます。

 

粘らず臭わない納豆

海外向けに粘らず臭わない納豆をつくり、それをペーストにして海外に販路を見出すという流れ。

 

茨城県が開発した、糸引きが少ない納豆が「豆の香(まめのか)」。まずはこの納豆を海外に売り出そうとしたものの、それでもヨーロッパの人はその匂いと味に違和感を感じ、販売できなかった。

 

そこで、その納豆をペーストにし、保存がきくように酸(ビネガー)を加え、販売にこぎつけたというお話。

 

納豆好きの私からすると、ねばらずにおわない納豆なんて納豆じゃないでしょ。と思うのですが、嫌いな人からすると、そこが嫌らしい。納豆ペーストはすでに納豆ではないけれど、新しい味が生まれたのはいいことだと思います。

 

それにしても納豆って安いですよね。3パックで100円以下。庶民の味方です。競争が激しく価格競争に陥っているそうで、食品メーカーは結構厳しい戦いらしい。そういった戦場から、新商品の開発によって別なセグメントを狙うというのは当然の流れでしょうか。

 

納豆メーカーさんには頑張ってもらって、今後もお安くておいしい商品を提供してもらいたいですね。

 

そういや、うちの子どもたちが好きな「はなかっぱ納豆(ふわりんやわらか納豆)」もにおいが少なめで、ふんわりという新しいもので、子どもが好きになりそうな商品に仕上がっています。

 

トマト佃煮

日本人のおせち料理に欠かせないのが「佃煮」。でも、その消費量は減少傾向だとか。秋田の佐藤食品さんの若社長が、そんな状況を打開するために新商品を開発するというお話。

 

新しく開発したのが、トマト風味の佃煮「黄金佃煮 生炊若さぎ(なまたきわかさぎ)」。トマトと酢を隠し味に作り上げた新しい佃煮。映像内ではチーズやワインにあうと紹介されていました。

 

このお話で気になったのが、以下の2点。

 

トマト水っていうのは知りませんでした。これいろいろと使えそうですね。

 

もう一つが、ニフティが運営している「うまいもんプロデューサー」というウェブサービスです。

 

これは、食品メーカーがお金を払ってサイトに登録し、プロデューサーを募集します。それに参加したい人がプロデューサーとしてその商品の改良に提案を行っていくというウェブサービス

 

これが面白いと思いました。一種のクラウドソーシングのような仕組みですが、プロデューサーになってもお金はもらえません。おいしいものをいち早く知れるという点、食品の開発に携われる、ポイントがもらえるというメリットがあるようです。

 

お金をもらえなくても、こういった仕組みに挑戦したいという人が多いというのは面白いですね。

 

で、以下が出来上がった商品です。

今度、楽天ポイントがたまったら買ってみようかなあ・・・

 

まとめ

最近、伝統というのはメリットよりもデメリットになりつつあるのかなあと。商品のライフサイクルが短くなった今、新商品の開発はどの業界でもやらなければいけないことであり、新商品開発には伝統は時として障害となるんですよね。

 

そこを打開できる企業が生き残るのかもしれません。