注意!!ZTE Blade Vec 4Gは暗号化しちゃダメです!
ZTE Blade Vec 4Gを暗号化しようとしたら、「ストレージを複合化するパスワードを入力してください」と表示されているのに、入力できない状態になって詰んでしまいました。
そこで、サポートのeiYaaaに問い合わせてみたところ、「ZTE Blade Vec 4Gは暗号化」しないほうがいいですという回答をいただきました。
この状態になってしまうと端末の初期化しか解決法がないので、初期化されてもいいという場合を除いては、暗号化をしないほうがいいです!ご注意ください。
ZTE Blade Vec 4Gの使い道
Y!mobileのNexus5を入手したので、使い道を考えていたZTE Blade Vec 4Gですが、持っていてもあまり使い道がないので、友人に譲ることにしました。
友人に譲る際に気になるのが、個人データです。 それほど見られて困るデータはないのですが、やはりきれいにしてから渡したいところです。
Androidにはデータの初期化機能がついており、それをやればいいと思っていたのですが、それだと完全に削除されないデータもあるとか。
簡単な方法でデータを削除する方法を探しておりました。
暗号化してみることに
ネットで検索してみると、一度端末をAndroidの“暗号化”機能で暗号化し、初期化するとよいという記述を見つけ、早速やってみることにしました。
アンドロイドの暗号化は、 [設定] > [ユーザー設定] > [セキュリティ] > [暗号化]で実行できます。 暗号化の前にPINやパスワードが設定されている必要があります。
今回は、初期化が目的なので適当なPINコードを設定し、暗号化を行いました。
暗号化処理は、
- 十分に充電されている状態。
- 電源コードにつながっている状態。
でなければできないようです。
充電してコードにつないだまま暗号化を実行します。 メッセージでは1時間程度かかるとありましたが、データがほとんどないせいか15分程度で終了しました。
パスワード入力できず
端末が自動的に再起動されます。 そこで表示されたのが以下の画面です。
「ストレージを複合化するパスワードを入力してください」
ふむふむ。先ほど設定したPINを入力すればいいのねと思ったのですが、何をやってもソフトウェアキーボードが表示されません。なので、パスワードを入力できないのです。
何回か端末を再起動しても状態は変わらず、まったく使い物になりません。 ここであきらめて、サポートのeiYaaaさんに電話をしてみました。
eiYaaaのサポートはよかったですよ
eiYaaaさんに電話してみると、すぐに技術の人に回してくれ・折り返し電話をいただきました。正直期待してなかったのですが(すいません・・・)、とても丁寧な対応でした。
同様の問い合わせが最近あったとのこと。結論を言うと「ZTE Blade Vec 4Gで暗号化はやめたほうがいいとのことでした。」
リカバリーモードで初期化
このような状態になると強制リカバリーしかないとのことで、初期化の方法を教えてもらいました。
まず、リカバリーモードを立ち上げます。 リカバリーモードは、音量UP↑ボタンを押しながら、電源ボタン長押しをします。 すると端末が再起動されるのですが、その状態になったときに電源ボタンは離してもいいのですが、音量UP↑ボタンは押しっぱなしで待ちます。
すると以下の画面が表示されます。
これがリカバリーモードの画面の模様。 この状態になると、液晶上からは操作できません。 項目の選択は、音量ボタンのUP↑DOWN↓、実行は電源ボタンで行います。
上から3番目の 「wipe data/factory reset」を選び、電源ボタンを押します。 すると、以下の画面が表示されます。
Noがたくさん並んでいますが、ひとつだけある 「Yes – delete all user data」を選び、実行します。
すると、 「– Wiping data…」 と表示され、初期化が始まります。 これは15分くらいかかりました。
自動的に、リカバリーモードの画面に戻ります。
今度は、 「reboot system now」を選択します。 これで再起動が始まります。
再起動すると、端末が購入時の状態に戻っていました。 本当に最初の状態です。ですから、ZTE Blade Vec 4Gを暗号化するのはやめましょう。 取り返しのつかないことになります。
ちなみに、仮想SDカードの内容は残っている可能性が高いそうです。 なので、初期化目的の人は事前に仮想SDカードのデータを削除しておきましょう。
私は事なきを得ましたが…
私はそもそも初期化がしたかったので大丈夫でしたが、端末を使っていて、 「そろそろ暗号化しておこうかな」 という人は注意してください。
何かうまくやる方法があるのかもしれませんが、下手をするとデータを全部失ってしまうことになります。データのバックアップは必須ですからご注意あれ。